私がMacのパソコンで日本語配列のキーボードを使っている理由
学生時代にMacを購入し、以来8年以上Macを使い続けています。
学生の頃、優秀な同期は英字配列のキーボードを使っていることが多かったのですが、私は日本語配列のキーボードをずっと使っています。
日本語配列の利点や特徴について、以下を参考にしてください。日本語配列以外でよく日本で使われるUS(英字)配列と比較します。
日本語配列特有の利点
Controlキーが使いやすい場所にある
Control キーが "A" の隣りにあります。US 配列で同じ箇所にあるものは CapsLock キーですが、日本人にとってはこれはあまり使う機会がありません。 "A" の隣という使いやすい部分、小指が置きやすい箇所に Control があるため、指を伸ばさずとも快適に使えます。
この Control で何を行うかというと、テキストエリアでのカーソル移動です。 Mac では、ほとんどのテキストエリア(文字を入力するところ)で Emacs のキーバインドによるカーソル移動が使えます。
よく使うものを挙げると、次のようになります。
- Ctrl + f で次の文字へ移動
- Ctrl + b で前の文字へ移動
- Ctrl + n で次の行へ移動
- Ctrl + p で前の行へ移動
- Ctrl + a で行頭へ移動
- Ctrl + e で行末へ移動
- Ctrl + h で前の一文字を消す
- Ctrl + d で次の一文字を消す
- Ctrl + k で行末まで削除
これにより、矢印キーや BackSpace, Delete キーに手を伸ばす必要がなく、入力作業が非常に快適なものとなります。 Emacs を使ったり、それに準じたキーバインドのテキストエディタを使ってきた私にとっては、これがものすごく大きいです。
ショートカットとしてよく使われる Command キーとは別に Control キーがあるのは Mac の特徴ですが、それを最大限活かすことができます。
なお、キーの配置は設定で入れ替えることができますが、最初から使いやすい状態で設定されている、本来の意図の通りに使えるというのは、私は重要だと考えています。
「かな」キーと「英数」キーがある
英数字を全く入力しないということは殆ど無いでしょう。日本語で入力する際にも、英字を混ぜて書くことになると思います。そのときに、入力モードを切り替える必要があります。 Mac の日本語配列以外のキーボードを用いる場合、一回押すとかな、もう一回押すと英数字のように、今の状態によって切り替わるキーを押下することになります。
この場合、現在の入力モードを覚えておかないと、例えば、「かなを入力したいときに、入力切替キーによってかなから英数字に変わって、数文字入力して間違えていることに気づき、消して入力切替をもう一度押して、かなを入力する。」という手間のかかることが起こります。
しかし、 Mac の日本語配列キーはかなキーと英数キーが独立しているため、入力したい方を一度押下してから入力に入ると、間違いが殆ど無くなります。これがストレスを激減させると考えています。
Enterキーが大きい
Enter キーは頻繁に使うキーでしょう。改行に加えて、日本語の漢字変換を決定するときにも押されます。これが大きいと、エンター押下ミスが起こりにくくなり、入力作業が快適になります。シンプルですが、効果は大きいと思われます。
日本語配列特有の欠点
"1" キーが変に大きい
数字のキーのなかで、 "1" だけが横幅を長く持っています。ちょっと見た目的にも格好良くはありません。
キーに印字されている文字が多い
キーに印字されている文字は、英字、数字、記号に加え、かなも書かれてあります。見た目が煩わしいと感じられる方もいるでしょう。
その他の日本語配列と英字配列の違い
記号のキーの場所が違う
これは慣れの問題だと思います。
まとめ
以上の理由から、見た目さえ許容できれば、日本語配列にするメリットはかなり多いと思っております。