ITエンジニアのブログ

IT企業でエンジニアやってる人間の日常について

私がMacのパソコンで日本語配列のキーボードを使っている理由

学生時代にMacを購入し、以来8年以上Macを使い続けています。

学生の頃、優秀な同期は英字配列のキーボードを使っていることが多かったのですが、私は日本語配列のキーボードをずっと使っています。

f:id:tfull:20200422000405j:plain
Magic Keyboard 日本語配列

日本語配列の利点や特徴について、以下を参考にしてください。日本語配列以外でよく日本で使われるUS(英字)配列と比較します。

日本語配列特有の利点

Controlキーが使いやすい場所にある

Control キーが "A" の隣りにあります。US 配列で同じ箇所にあるものは CapsLock キーですが、日本人にとってはこれはあまり使う機会がありません。 "A" の隣という使いやすい部分、小指が置きやすい箇所に Control があるため、指を伸ばさずとも快適に使えます。

この Control で何を行うかというと、テキストエリアでのカーソル移動です。 Mac では、ほとんどのテキストエリア(文字を入力するところ)で Emacsキーバインドによるカーソル移動が使えます。

よく使うものを挙げると、次のようになります。

  • Ctrl + f で次の文字へ移動
  • Ctrl + b で前の文字へ移動
  • Ctrl + n で次の行へ移動
  • Ctrl + p で前の行へ移動
  • Ctrl + a で行頭へ移動
  • Ctrl + e で行末へ移動
  • Ctrl + h で前の一文字を消す
  • Ctrl + d で次の一文字を消す
  • Ctrl + k で行末まで削除

これにより、矢印キーや BackSpace, Delete キーに手を伸ばす必要がなく、入力作業が非常に快適なものとなります。 Emacs を使ったり、それに準じたキーバインドテキストエディタを使ってきた私にとっては、これがものすごく大きいです。

ショートカットとしてよく使われる Command キーとは別に Control キーがあるのは Mac の特徴ですが、それを最大限活かすことができます。

なお、キーの配置は設定で入れ替えることができますが、最初から使いやすい状態で設定されている、本来の意図の通りに使えるというのは、私は重要だと考えています。

「かな」キーと「英数」キーがある

英数字を全く入力しないということは殆ど無いでしょう。日本語で入力する際にも、英字を混ぜて書くことになると思います。そのときに、入力モードを切り替える必要があります。 Mac日本語配列以外のキーボードを用いる場合、一回押すとかな、もう一回押すと英数字のように、今の状態によって切り替わるキーを押下することになります。

この場合、現在の入力モードを覚えておかないと、例えば、「かなを入力したいときに、入力切替キーによってかなから英数字に変わって、数文字入力して間違えていることに気づき、消して入力切替をもう一度押して、かなを入力する。」という手間のかかることが起こります。

しかし、 Mac日本語配列キーはかなキーと英数キーが独立しているため、入力したい方を一度押下してから入力に入ると、間違いが殆ど無くなります。これがストレスを激減させると考えています。

Enterキーが大きい

Enter キーは頻繁に使うキーでしょう。改行に加えて、日本語の漢字変換を決定するときにも押されます。これが大きいと、エンター押下ミスが起こりにくくなり、入力作業が快適になります。シンプルですが、効果は大きいと思われます。


日本語配列特有の欠点

"1" キーが変に大きい

数字のキーのなかで、 "1" だけが横幅を長く持っています。ちょっと見た目的にも格好良くはありません。

キーに印字されている文字が多い

キーに印字されている文字は、英字、数字、記号に加え、かなも書かれてあります。見た目が煩わしいと感じられる方もいるでしょう。


その他の日本語配列と英字配列の違い

記号のキーの場所が違う

これは慣れの問題だと思います。



まとめ

以上の理由から、見た目さえ許容できれば、日本語配列にするメリットはかなり多いと思っております。